
今年の8月でLinuxが25周年だそうな。
次から次へと新しいものが出てくるこの世界では、正しい取捨選択を行う選択眼をもつことが重要なのだが、個人的には初期の頃(Javaと同じく)「捨」の烙印をおしてしまい、失敗したものの1つなのであった。
(逆に、「取」の選択をして失敗したものもたくさんある。。)
ま、普通に使う分には、単にUNIXの流れをくむOSの1つなので、キャッチアップするのはどうってことはないのだが、カーネルの内部構造やバージョンごとのAPI(システムコール)の違い、デバイスドライバを書く時の注意点など、奥の方に関する知識は、出遅れるとそれなりに巻き返すには時間がかかってしまうので、やはり正しい取捨選択はとても重要なのだが、いまだにLinuxのどこが優れているのか、いまいちピンとこない。
(Javaもそうだが)なんというか、美しさがないのである。
よく言われることだが、BSD系は裁判のごたごた、SystemV系は大企業の駆け引きのごたごたで、ぐずぐずしているうちにタイミングよく(なおかつ、わりとちゃんと動く)ものが出てきたことが功を奏したのだろう。
この歴史からわかることは、(これまたざっくりだが)以下の教訓がみえてくる:
・マイクロカーネルのデバッグは予想以上に難しく、時間がかかる
・ごたごたが長引くと、そっぽをむかれて支持を得られない
・美しかろうがなかろうが、なにごとも動いてなんぼ